小口かつ大量の未払金回収の事例
依頼人 | 請求の相手 | 債権額 | 回収額 |
---|---|---|---|
生活用品の卸問屋 | 取引先の個人商店 | 5000~20万円×1500件 | ほぼ全額 |
このケースの概要
依頼人(会社)は社長が高齢になり、後継者もいなかったことから会社を清算することになり、それに際して未回収の売掛金をすべて回収しなければならないことになった。
会社を清算するに当たり取引状況を調査したところ、1件あたり5000~20万円の小口の売掛金が1500件もあるうえ、清算自体が急な決断でもあったため、トラブル回避の意味もあって当事務所に債権の回収を依頼。
回収方法
まず取引先のリストをデーターベース化し、債権回収の管理、および作業を効率化。そのうえで、全ての取引先に司法書士名で会社の清算に伴う未回収の売掛金請求通知を一斉送付。
その際に無用のトラブルを防止する観点から
・支払意思の有無
・支払金額
・支払予定日
・連絡先
については取引先が記入してFAXにて当事務所に返送してもらう形にして、当事務所が把握しているデータと照合することで確実に回収作業が進むようにした。
また、支払い要請に応じない取引先には当事務所が直接交渉の上、値引きなどで対応できるところは金額を交渉したうえで回収し、話し合いにも応じない取引先については内容証明郵便による催促、支払督促等を順次行い、最終的に未回収金のほぼ全額を回収することに成功した。
回収に要した期間
約2ヶ月