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相殺とは

相殺とは、同じような種類の債権をお互いに持っている場合、債権と債務を差し引いて消滅させることをいいます。

例えば、AがBに対して100万円の債権を持っており、同時にBに対して100万円(金額は同額でなくてもかまいません)の債務を負っている場合に債権と債務を差し引くというものです。
この場合Aは相殺によって100万円を回収したことになります(実際にAの手元に100万円の現金が来るわけではありません)。

ここがポイント!

未収金の回収が難しいと感じた場合で、こ相談者様も相手方に対する未払金がある場合には、きわめて有効な方法です。

相殺は相手方への一方的な意思表示のみで成立しますが、証拠として残すために内容証明郵便を利用することが重要です。

また相談者様の側に相手方に対する未払金がない場合でも、相手方に対して負債を負っている第三者に協力してもらうことで結果的に債権を回収できる債権譲渡という手続きの方法もあります。